2015年 東京 / 新潟

2015年の日中韓子ども童話交流参加経験者交流会は、8月17日〜23日までの7日間行われました。開催地は東京、そして米どころ新潟です。日本・中国・韓国それぞれの国の参加経験者たちが集まり交流を深め、3カ国の友好・交流に向けて活発な議論と活動が行われました。

写真はこちらのリンクからどうぞ→http://www.douwa-kids.com/ja/alumnus/

活動の様子

8月17日 参加者全員が代々木オリンピックセンターに集合

日本・中国・韓国の参加者たちが代々木オリンピックセンターに集合!集合場所には小学生の時にみんなで作った絵本が用意してありました。それをみんなで見ながら小学生の時参加した当時を懐かしみました。そのあとは少し自己紹介をした後、この日は解散。それぞれの部屋に分かれて、移動の疲れを癒しました。

8月18日 ①平田オリザ先生の講演&ワークショップ

劇作家として有名な平田オリザ先生にお越しいただいて、「協働と創造へのヒント」をテーマとした講演とワークショップをしていただきました。文化や言語を超えて、交流していくヒントをもらったような気がします。これから先の1週間、日本・中国・韓国の3カ国で交流していくための土台となるような時間でした。

8月18日 ②未来交流ワーク「思い出そう!」

まずはじめに前回までの参加経験者交流会で出ていた、未来の私たちが日本・中国・韓国の友好・交流に向けてできることを共有しました。その上で、今回参加した自分たちが、この交流会が終わった日、3年後、5年後にどうなっていたいか?という夢を話し合いました。自分自身の夢から、国を超えた夢まで、実に多種多様な意見が出て、おもしろかったです。

8月18日 ③結団式・歓迎夕食会

この日の夜は、結団式と夕食歓迎会がありました!議員の先生方も駆けつけてくださり、これからの交流会に向けて気が引き締まりました。歓迎夕食会では、KONISHIKIさんのコンサートがあり、大学生らしくない盛り上がりを見せました(笑)小学生よりも盛り上がっていたような気がします(笑)

8月19日 ①新潟へ移動そして奥只見湖観光

朝から新幹線で東京から新潟へ移動です。新潟に着いたらバスに乗り換え、奥只見湖へ行きました。美味しいご飯を食べ遊覧船でのんびりとした時間を過ごし、参加者同士お互いの仲を深めていきました。初日は再開したばかりでぎこちなかった関係も、この時にはだいぶ積極的にコミュニケーションが取れるようになりました。

8月19日 ②秋山豊寛先生の講演&地元の芸能太鼓での歓迎

夜、ホテルに着いた後は地元の地域芸能で歓迎されました。その後は元宇宙飛行士で現在ジャーナリストをしていらっしゃる、秋山豊寛先生の講演がありました。テーマは「宇宙と農業ー実りとは何かー」でした。今回の交流会のテーマは「実」、その本質を垣間見ました。

8月20日 ①収穫体験とBBQ

この日は朝から、トウモロコシやナスなど新潟の野菜の収穫体験を小学生たちと一緒に行いました。朝から少し眠気もありましたが、やってみるとすごく楽しく、すぐに眠気も吹き飛んでしまいました!その後は会場を移動してみんなでBBQ!午後からのワークに向けて英気を養いました。

8月20日 ②未来交流ワーク「確かめよう!」

これからどのような活動をしていくかを決めるために、まずはその参考として日本人参加経験者同窓会事務局についての活動を発表しました。それを元に自分たちはどんな活動をし、どんな行動を起こしていきたいかを考えていきました。各々、確かな想いを持って自分が日中韓の友好・交流に向けてやりたいことを考えることができたと思います。その結果、「組織作り」「広報」「企画」の3つのチームに分かれて活動を開始することにしました。

8月21日 未来交流ワーク「思い描こう!」「風を起こそう!」

この日は一日中「組織作り」「広報」「企画」に分かれて、それぞれのグループでやりたいことを決め、それを形にしていきました。翌日には、これまでの成果を主催者の皆様や随行の先生方にプレゼンテーションすることもあり、それに向けてどのグループも一生懸命に活動しました。どのチームにも日本・中国・韓国のメンバーがごちゃまぜになっていることもあり、細かい意思疎通はコミュニケーション、意見のすり合わせなど、つまずく部分も多々ありました。しかし、めげずに丁寧にお互いの思いを伝え合うことでその障害を一つ一つ乗り越えていきました。どのグループも深夜までの活動となりました(中には徹夜組も……)が、みんな生き生きとした表情で活動していて、非常に充実した濃い時間だったと思います。

8月22日 ①アルプの里でリフレッシュ

ロープウェイを使って、高原になっているアルプの里へ!疲れ切った頭と体をリフレッシュしました。ジェラートを食べたり、動物と触れ合ったり、お土産を買ったりと短いながらも息抜きを楽しみました。

8月22日 ②「未来交流プラン」プレゼンテーション

午後からはいよいよプレゼンテーションです。主催者の方々や各国の先生方をお招きして、この1週間の交流の成果をを発表しました。「組織作り」「広報」「企画」でそれぞれ考え、作り上げた成果をプレゼンテーションし、賛同していただくことができました。この経験は参加者全員の自信となりとともに、今後の参加経験者たちの活動の足がかりとなりました。

8月22日 ③1週間を振り返る

プレゼンテーションが終わった後は、この1週間の振り返りです。プレゼンテーションが成功した達成感と、明日にはまた別れなければならない寂しさ、あるいはこの1週間の楽しさ、そんなまとまりきらない思いが溢れました。今回の交流会で形にしたこと、決めたことを発展させ、自分たちが思い描いた未来に向けて行動していけば、それはまた再会できるきっかけとなることを信じて最後の夜を過ごしました。

8月23日 ①小学生に向けてプレゼンテーション

最終日、解散式の前に、この1週間参加経験者たちが行ってきた交流や活動を小学生たちにプレゼンテーションしました。その中で「小学生の頃築いた友情を絶やすことなく関係を続けて欲しい」という参加経験者全員の思いを小学生たちに伝えました。また、関係を絶やすことなく、この先もずっと関係を続けていくための手助けとなるような資料も小学生たちにプレゼントすることができ嬉しい限りです。

8月23日 ②解散式、そしてお別れ

いよいよ解散式となり、お別れの時です。小学生の頃と同様「今日の日はさよなら」をみんなで歌って別れの時を迎えました。それぞれの国に別れてバスに乗り込み帰路に立ちました。涙が溢れてくるものの、みんなの顔は揃って笑顔で、再会を誓い合いました。